『こーちゃん』の写真ブログ

フィルムカメラ初心者のための、選び方から使い方までを解説します

【フィルムカメラ紹介】工業デザインの巨匠ジウジアーロ、不動の名機Nikon F3

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Nikon F3

こんにちは、こーちゃんです!!

皆さんが思うカメラのフォルムってなんですか?

Nikonのカメラは赤ラインのイメージないですか!?

実際にメイン機として使用してきた私が説明していきますね!!

Nikon F3とは!?

おおよそ20年以上製造されてきたF3は様々な派生機種があるのでそれも併せて

名機中の名機、Nikon F3を今回は紹介します!!

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Nikon F3の歴史

Nikonのカメラは様々な機種が展開されています。

(例)F3,F6,F80,F90など

簡単にいうと、F3やF6などの一桁の機種はフラグシップと言って

Nikonにおいてはプロ用の機種になっています。

そこでF3は1980年から製造され約20年経った2000年に生産が終了しました。

F3がロングセラーで製造される中で、F3の後継機であるF4は1996年に製造終了され

F5が新発売される中で並行販売されるという長年愛されるカメラかなと思います!

中野にある有名カメラ屋ではカメラ屋では稀代の名機とも言われるくらいです?!!

Nikon F3のスペック

形式 電子制御式35mm一眼レフフォーカルプレーンシャッターカメラ
撮影モード 絞り優先AE・マニュアル露出
専用スピードライト(ストロボ)使用時にTTL自動調光可
露出計 TTL中央部重点開放測光
シャッター 8秒〜1/2000秒、B、T
チタン幕横走りフォーカルプレーンシャッター
(緊急用1/60秒機械式シャッターあり)
セルフタイマー10秒
シンクロ速度1/80秒
電池 SR44×2  or  LR44×2  ※1
レンズマウント Nikon Fマウント
対応レンズ 完全に対応:Aiレンズ、Ai-Sレンズ、AiAFレンズ
機能制限あり:非Aiレンズ(オートニッコール等、絞り込み測光のみ可)
使用不可:絞り環のないGレンズ
ファインダー 交換式
視野率100%

※1 SR44:酸化銀電池は1.55V LR44:アルカリボタン電池は1.5Vと0.05の電圧差はありますが正常に露出計は作動するので特に気にするほどではないです。また、使っていくうちにSR44の方が電圧は変化しにくいですがLR44は変化していきますが値段を考えればLR44でいいです。余裕がる方はSR44買ってください。

 

なぜ僕が、みんながNikon F3を使うのか

色々あるとは思いますが、僕が使う理由は主に3点です

①ファインダーが明るく見えやすい、そして様々なファインダーやスクリーンに交換できること

まず大前提としてこのNikon F3はMFレンズでフォーカスを合わせるものです。

ということは視野率が100%に近くファインダー内には絞り値やシャッタースピード、暗闇時には内臓の照明がつき撮影時に思いの通りに撮影を実行できる!

ファインダーは普通のF3 アイレベルだと3種類

ファインダースクリーン(スクリーンの種類によって個人の差だがピントが合わせやすい合わせにくいなどある)が約20種類と色々選べる!!

②堅牢(丈夫)な作り

先述した通り、20年も製造したベストセラーなので当然と思われると思いますが、

最近は使われることがなくなったチタン幕メタルフォーカルプレーンシャッターです。

シャッターを切ると長辺に沿ってシャッター幕が落とされるのでシャッタースピードに制限が出てきますが、とってもシンプルな作りの上にチタン膜なのでとっても堅牢性に優れていると言われてます。

もちろん制御は機械式ではなく電子式なのでばらつきは少く絞り優先モードがF3から搭載されマニュアルで撮りたい人、絞り優先で撮れるなど恩恵が出ました。

それまでのNikon F一桁機は機械式だったので様々な意見が出ました。

特にデメリットは電子制御になったことで電池が必要になってきます。

電池切れや入れ忘れがあると困ると思う方もいると思います。

ですがF3はそれに備えて緊急用のシャッターが搭載されていて、シャッタースピードに制限がありますがSS1/60でシャッターが切れるのでデメリットとは言えないと思います。

実際にボタン電池2個使いますが、一回の撮影予定で電池切れを起こしたことがないので一応予備を持っていれば問題ないと思います。

まして色々なフィルムカメラ自体が発売時から何十年と経っているので、

結論から言うと日頃からメンテナンスをしていても壊れる時は壊れます笑

フィルムカメラの時代が終わり、デジカメが普及した現在ではカメラメーカーが保管している部品が枯渇した場合などすぐに修理ができなくなります。

その点フィルムカメラの中で機械式やNikonやCanonのプロ機は修理を行ってくれるところが多いので安心して使えると思います。

③結論!!なんといってもこのデザインやフィーリング

これまで説明したことが元も子もないのですが、僕はこのデザインやフォルム

撮影した時の重さ見やすさフィルム巻き上げレバーの滑らかさ、シャッター音がとても好きで書いました。

結局のところ実際に持ってみて動作確認してしっくりくるものがいいと思います。

たまに違うF3を店頭で試してみますが、スクリーンが違ったり僕が使ってるF3には元々中古で買う際にラバーカップがついていたりと、同じノーマルF3でも個性がるので店頭にあったら試してみてください。

Nikon F3の中でも派生モデルがたくさん!?

  • F3 アイポイント(所謂ノーマル)
  • F3 HP(ハイアイポイント、眼鏡使用者向け)
  • F3 P(HPの派生版で報道関係者用)
  • F3 AF(F3AF専用レンズでオートフォーカス使用可)
  • F3 Limited(F3Pの民間向け)
  • F3 T(外装がチタン)
  • その他

ざっと有名なものを書きだしましたけど多いですね笑

簡単にまとめると

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・F3アイポイント

または

・F3 HP系

アイポイントはアイポイント

HP系はHP,P,Limited,Tに分けれます。

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機能的に絶対的にこの2種類で違うのはファインダーの倍率が違います。

アイポイントの倍率は0.8倍、HP系は眼鏡使用を想定してか0.75倍

正直、僕はアイポイントの方がおすすめです。

なぜなら両方覗くと倍率が0.05の違いが大きく感じてしまいます。

僕が普段眼鏡をかけていないのもありますが、HPの方がなんとなくはっきりしないというか遠く感じるのはあります。

の2種類に分けられます。

 

あとは、汎用のホットシューがついているF3P、F3 Limitedもありますがそもそもの流通量が少なく値段も高騰しているので玄人好みですね!

外付けフラッシュもつけれますけど汎用ホットシューなのでやっぱり玄人好みですね!!

色々と種類があって防滴強化仕様や外装がチタン製になっていたり収集する方など趣味製の高いものもありますが、発売して古いのだと約45年!新しくても約25年前なのであまり深く考えすぎず

カメラ屋さんでアイポイントかハイアイポイント(HP)を試してみてしっくりくる方でいいと思います!!

こんな感じですみません。

ちなみに1980年から製造されていてシリアルナンバーが120万、130万台の初期型はごくまれにシャッターに違和感が出る症状もあるみたいです。

僕の持っているのは123万台と初期型に近い機体ですが特にこれまで不具合が出たことはありません。

買った際もかなりボディー本体の傷やスレが酷く真鍮の金色がかなり見えるくらいです笑

それでも普通に動いているので堅牢製はかなりのものだと思います!!

まとめ

次は僕がF3を買うまでの遍歴や買った後についてゆるっと記事にするのでぜひご覧ください!!